アメリカ発相続・節税・投資・不動産相談室

2008年8月18日

トラスティーの任命

最近続けて何件か、トラストに関するご相談を受けましたので、順に
ご紹介したいと思います。

まず最初の1件は、キャピタルゲイン税の節税のためにトラストを設立
したものの、ファイナンシャルプランナーにすすめられるままに、全く
知らない法人をトラスティー(トラストの管理人)に任命してしまった
ところ、トラストに入っているはずのお金がどこへ行ったのか
わからなくなってしまったというご相談でした。

トラストには大きく分けて、リボーカブルトラストとイレボーカブル
トラストの2種類があります。節税効果があり、アセットプロテクション
にもなるのは、イレボーカブルの方ですが、イレボーカブルトラストに
は利点が多いものの、大きな難点は、第三者がトラスティーにならなけ
ればならないことです。

トラスティーになる人は法律的にトラストの資産を正直に、相続人の
為になるように、そしてトラストを作った人の指示に従って管理する
義務があり、不正直な行いをすれば罪になります。それでも、大金を
見て魔がさすトラスティーがいてもおかしくはありません。

トラストが所有する財産を動かす権利は、トラスティーが握っています
ので、誰をトラスティーにするかは大変重要な問題です。今回相談に
みえた方の例では、まず不動産売却を仲介した不動産ブローカーが
ファイナンシャルプランナーを紹介し、あとはすべて、トラストの設立
からトラスティーの選任、資産の運用の選択までそのファイナンシャル
プランナーの言うままにサインしただけ、ということでした。

以前に、不動産エージェントにしても保険ブローカーにしても、少なく
とも免許を持っているかどうかぐらいの調査をしてから仕事を依頼しま
しょうということを書きましたが、トラスティーの代行会社とか金融
商品を仲介してくれる専門家に関しては、さらに注意深い信用調査が必要です。

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