アメリカ発相続・節税・投資・不動産相談室

2008年7月23日

銀行の破綻はまだ続くのか?

今年になってからアメリカで破綻した銀行は5行で、2002年以降最も銀行破綻の
多い年ということになるようだ。銀行預金を保証する機関であるFDICによると、
現在、経営に行き詰っているとしてリストアップされている銀行がまだ90行あるそうだ。

昨日、新規に企業年金プランをスタートするある企業で、社員を集めての説明会を
行ったが、多くの人から、銀行に預けたり、ファンド会社に投資運用を任せる
お金の安全性についての質問が出た。どこかの新聞に、たんす預金(アメリカでは
たんすでなくてベッドのマットレスの下)が一番安全だというような風刺記事が
掲載されていたし、実際に私の顧客で、破綻したIndyMac 銀行に定期預金をしていて、
どうしていいのかわからないという人もいる。

IndyMac銀行は、数ヶ月前から、金利の高い定期預金を宣伝していたので、それに
つられてお金を新規に預けた顧客も多いようだ。ほとんどの銀行の定期預金の金利が
2%から3%という時に、5%とか6%という金利を宣伝する銀行は、疑ってかかる
必要がある。

今日は、住宅ローン貸付銀行の大手であるワコビア銀行から、モゲージブローカーに
よる仲介部門を7月25日付けで閉鎖するという通知が来た。IndyMac銀行も、
破綻の直前に同様の通知をし、その後すぐFDICの管理下に入ったので、もしかしたら
ワコビアも危ないのだろうか? いずれにせよ、銀行のトラブルはまだしばらく続き
そうだし、中古・新築住宅とも、販売件数が回復するきざしはないので、アメリカの
不動産業界の低迷は来年後半まで続くだろうと思う。ということは、消費の回復も
景気の本格的な回復もまだまだ先のようだ。

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