アメリカ発相続・節税・投資・不動産相談室

2008年7月14日

日本人未亡人の問題

日々相談を受ける中で特に心が痛むのは、高齢の日本人のご婦人で
収入も財産もほとんどなく、英語ができないという人の場合である。
夫の方が先に亡くなる場合が多いから、必然的に高齢者には女性が
多くなる。また、アメリカに長く住んでいた日本人でも、専業主婦
だった女性の場合、英語ができない人が非常に多い。夫がアメリカ
人だった場合でさえも、英語をあまり覚えなかったという女性がかなり
いる。(夫婦間の意志の疎通は言葉が通じなくてもできる場合が多いようだ)

このような未亡人で、夫が大きな財産を残してくれた人か、夫が
軍人だったとか政府関係の機関に勤めていたために、夫の死後も
十分な年金や医療保険が受けられている人は非常にラッキーだが、
そうでない女性たちで、英語が話せないために、まわりの人々に
騙されたり、ソーシャルセキュリティーとか、生活保護とか、
メディカルなどを受ける権利があるのに手続きができないとか、
中にはクレジットカードのシステムが全くわかっておらず、使って
も支払いをしないでクレジットがめちゃくちゃになっている人など
もいる。また、多少の預貯金がある人で、不正直なファイナンシャル
プランナーに騙されて、非常に不利な投資に大切なお金を入れてしまい、
引き出すことができなくなって困っているというケースもある。

日本でも高齢者をターゲットにした詐欺が横行しているとか。日本語で
生活できる日本にいてさえも騙されやすい高齢者。アメリカで、英語もできずに
生活している日本人高齢者が、詐欺師にとっていかに格好のターゲットか。
私たちの小さな力ではどうにもできないと感じる。

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