アメリカ発相続・節税・投資・不動産相談室

2008年6月3日

墓の下から財産をコントロールするトラスト

2度目、3度目の結婚をした人が、前の結婚でもうけた子供への
相続を確保したい場合にはどうしたらよいでしょうか?
現在の配偶者と一緒に相続プランを作成し、前の結婚での子供
たちへの遺産配分を決めておいたとします。しかし、もし
自分が先に死んでしまったら、自分の死後、残された配偶者が
遺産の管理の全権を持ちますので、相続人を削除したり変更
してしまう可能性があります。

あるいは、年の離れた若い妻を持っている夫が、この妻との
間の実の子供たちを相続人に指定してリビングトラストを
作っておいたとします。この夫の死後、若い妻は、若い男性
と再婚したとします。そうすると、この再婚相手次第では、
財産を全部使ってしまい、子供たちへは何も残らないかも
しれません。

そのような心配がある場合に使われるのが、QTIP という
トラストです。普通は、リビングトラストに付属して、
多くの場合、ABトラストに付属して作られます。

夫か妻の死後、指定された配分で財産がQTIP に移されると、
残された配偶者は、QTIPの相続人は変更することができません。
また、QTIP からある一定の収入を得てもよいように設定する
こともできますが、その場合でも、収入の金額や%を決めて
おくことができます。

すなわち、QTIP は、お墓の下から遺産をコントロール
したい人のためのトラストです。

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