アメリカ発相続・節税・投資・不動産相談室

2008年3月19日

リースオプション契約とは?

過去5年間ほど、アメリカでは不動産ブームが巻き起こり、
頭金なしで簡単にローンが組めて、多くの人が家を購入した。
売り手側は、ほとんど希望通りの価格で売却でき、多くの場合、
買い手が殺到して価格がつりあがり、希望価格よりはるかに
高い価格で売却された家もたくさんあった。

さて、このような異常なバブル状態は終焉を迎え、現在は家を
売りに出してもなかなか売れない状況になっている。今でも
家を買いたい人は数多くいるが、多くの人がもっと価格が
下がるのを待っているか、または、サブプライム問題に
よって起こった信用収縮によりローンが組めないのである。

さて、このような不動産市場の状況により、長年あまり
活用されなかった、「リースオプション」という方法が
また復活するのではないかと思う。リースオプションとは、
家の売買の方法のひとつで、およそ下記のような契約になる。

1.売り手は買い手に対して、一定の期間(通常1年から
3年)家をリースする。契約期間が終わる時に、買い手は、
この家を契約時に決めた価格で買い取る権利がある。

2.リース期間中に支払う賃貸料の中から毎月一定の金額が、
買い取る時の頭金としてクレジットされる。このため、
賃貸料は普通より少し高く設定される場合が多い。

3.さらにオプション料金として、売値の1%から2%を、
リース期間に渡って毎月の賃料に加算する場合も多い。

4.買い手は、契約終了時に、この買取オプションを実行する
権利があるが、義務はない。しかし、買取りを実行しな
くても、その為に余分に支払った賃料やオプション料金
は返金されない。

5.売り手にとっては、事前に価格を決めることはリスクが
あるかもしれないし、買い手が買い取りのオプションを
実行するかどうかの保障はない。しかし、もし買い手が
オプションを実行しなかったら、余分に受け取った賃料
とオプション料金は返却の必要はない。また、不動産
価格が低迷している時期であれば、事前に価格を決める
ことが有利な場合もある。

6.また、家を売りたくても売れない現在のような状況下
では、リースオプション可能として売りに出すことで、
買いたくても待っている人達をひきつけることができる。

7.家を買いたくてもまとまった頭金がない買い手にとって
は、気に入った家に住みながら、頭金を分割払いで支払
って行けるという意味で、有効な方法である。

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