アメリカ発相続・節税・投資・不動産相談室

2008年3月2日

家の身支度が終わらないうちに売りに出すのは間違い

現在の米国の住宅市場は、家を売りに出してもなかなか買い手がつかず、
最終的に希望価格よりかなり低い価格で妥協しなければならないという
極端な買い手市場となっている。このような時期に家を売るのは
避けたほうがいいかもしれないが、どうしても売らなければならない人
もいるし、これを買い換えのチャンスと見て買い換える人もいる。
そういった時に、早く売りに出したほうがよいからと、準備ができて
いないうちに売りに出してしまったり、どうせ値引きするからといって
売値を高く出したりするのは大きな間違いである。家の売却は売りに
出してから3週間くらいの内に売買契約締結に結びつけることを目標
とするべきで、長引くとどんどん値下げせねばならず、結果的に売り手
にとって大きな損となる。

さて家をどのような状態にして売りに出すべきか?まずプロの手による
掃除や修理をすることはもちろんだが、その上で大切なことは、人が
すんでいる温かみを出しながらも、雑誌に掲載されるモデルホームの
ようにするということである。この第一歩はまず、徹底的に余分な
家具や私物、装飾品、生活用品を倉庫へ片付けることから始まる。
それなら、まるきり引っ越してしまった空の家が売りやすいかというと
そうとは限らない。新築ならまだ空でもいいが、古い家の場合は返って
空家より家具があったほうが売りやすい場合が多い。

また、もしある程度の改装をして売りに出す予算のある場合は、お金を
かけるだけ価値のあがる改装とあまり意味のない改装をよく吟味する
必要がある。人がマイホームの購入を決めるとき、ロジックよりも
感情で決める場合が多い。感情にうったえて、その家に「一目ぼれ」
してもらうにはどうしたらよいか、最近ではこの分野を専門にした
「Staging」という業者の需要も延びている。これから家を売ろうと
お考えの方、まずStagingをして、家の身支度が完全に整ってから
売りに出すことを、強くお勧めします。

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