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2008年2月1日

NY証券取引所のサーキットブレーカーがあがる日は来るか?

ニューヨーク証券取引所(NYSE)のサーキットブレーカーリミットと
いうものがある。これは、ある一定の限度を越えて株価が急激に
下がった場合には、取引を中止するという限度である。NYSEが、
週末と祝祭日以外に取引を中止するのは、この、「サーキット
ブレーカーリミット」を越える急落があった場合のみ。
現在、NYSEのサーキットブレーカーリミットは下記のようになっており、
これは四半期ごとに見直される:

1.午後2時前に、1350ポイント以上下がったら取引を1時間中止、
これが2時から2時半の間なら30分間中止、2時半過ぎなら取引継続

2.午後1時前に、2700ポイント以上下がったら取引を2時間中止、
これが1時から2時の間なら1時間中止、2時過ぎなら終日中止。

3.4000ポイント下げたら、その日は終日取引中止。

これらの取引中止があっても、翌営業日には通常通り取引が開始する。
ここで基準となっているのは、ダウジョーンズ工業株平均(DJIA)。
7年前に改正される前のサーキットブレーカーリミットは、350
ポイント下げたら30分間、550ポイントなら1時間、そして
30分内に350ポイント以上、1時間以内に550ポイント以上の
急落が起こったら取引は終日中止、というような厳しいものだった。
改正前のリミットは低すぎるとしても、現在のリミットは高すぎるのでは?

DJIAは、今日現在12000台の半ばで取引されている。上記の1、2、3、
はそれぞれ、約10%、20%、30%の下落として計算されているのだが、
20%、30%の急落とゆうと市場にかなりの大打撃を与える状態に
なるまで取引は継続されることになる。

同時多発テロ発生前日、2001年9月10日の、DJIA終値は9605だった。
そして翌日テロが発生し、証券取引所がワールドトレードセンター
に近接しており被害を受けたために、6日間クローズした。そして
9月17日に取引を再開した日のDJIA終値は8920、9月21日には8235と、
14%以上の下落となった。しかし、14%の下落で済んだのは、NYSEが
6日間取引を休止せざるおえず、これによって、市場が落ち着く
機会があったからだと言われている。もし、テロの直後も取引が継続
されていたら、おそらく14%の下落では収まらなかったのではないか。

テロの危機、サブプライム問題の予想外の世界経済への波及、高騰を
続ける原油価格、先行き不明な米国経済など、変化の激しい世界情勢を
考えると、これからの投資家にとっては、「分散して投資する」という
ことが、今まで以上にますます重要になってくると思わる。そして、
「分散」も、ただ種類の違うファンドに分散するとか、種類の違う業界
や地域に分散するというだけではなく、投資対象や方法を、居住不動産、
商業不動産、土地、株、投資信託、債権、ETF、ビジネス、
TIC(共有不動産投資)、保険会社の最低リターン保証のある年金商品
とか貯蓄型生命保険、Cash、外貨など、多岐に分散することで、リスク
を最小限に押さえながら、長期計画で高いリターンの達成を目指す
必要があると思う。

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