アメリカ発相続・節税・投資・不動産相談室

2008年1月5日

トラストの由来

トラストはヨーロッパが発祥の地だそうである。私が学んだとこ
ろでは、2つの説がある。ひとつは、中世のヨーロッパで、誰か
が死ぬたびに、その人が所有していた土地の一部を王様に納めな
ければならなかったそうだ。今で言うところのプロベートとか、
相続税であろうか。そこで土地を持っている人々は、これを避け
るために誰かが死にそうになると、土地の名義を一時的に教会へ
移すようになったそうである。そしてお葬式が済んでから、教会
へ多少の寄付をして、土地の名義を返還してもらったそうだ。
このシステムが後にトラスト制度に進歩したらしい。
もうひとつの説は、やはり中世頃のヨーロッパで、お坊さん達が
お寺を所有していたが、宗教上の理由からお坊さんは財産を持つ
ことが許されていないため、お寺の所有者として、トラストと
いうものを作った。お寺や土地の所有者はトラストであってお坊
さんではないので、教義に反せず、しかも自由に住居や宗教活動
の場として使うことができた。
ヨーロッパでは、トラスト発祥の地だけあって、トラストを持っ
ている人はアメリカより格段に多いそうだ。日本でも、今後、
相続対策や資産保全の手段としてのトラスト制度ができてくると
思われる。

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