アメリカ発相続・節税・投資・不動産相談室

2007年11月1日

カップルが一緒に事故にあった時の相続

アメリカでは、同居していても結婚していないカップルが多くいます。
同姓同士のカップルも多いので、「ドメスティック・パートナー」と言って、
結婚はしていないけれども同居しており、医療保険などの面で夫婦と同じ
ような扱いを受けることができる制度があります。そこでよくある例ですが、
未婚のカップルで、2人とも離婚経験があり、それぞれ前の結婚で子供が
いるという場合に、相続計画を作るとき、自分が死んだときの遺産相続は
現在のパートナーにたとえば50%、自分の子供に50%、というように
したとします。さて自分の死亡時点ででもしパートナーが先に亡くなって
いたら、パートナーが相続するはずだった遺産はパートナーの子供達では
なくて、自分の子供達が相続することを希望される場合が多いので
相続計画はそのように作ります。しかし、もしこのカップルが一緒に
事故にあって相次いで亡くなった時に、自分(遺産を遺す方)の死亡時刻が
パートナーの死亡時刻より先だと判断されたら、50%はいったん死亡時刻の
遅かったパートナーが相続することになります。そうすると、このパートナー
の相続計画にそってこの遺産が分配されてしまいます。これを防ぐには、
「事故など同じ原因によって180日以内に相次いで死亡した場合には、
相続上は、相手が自分より先に死亡したとみなす」というような一文を、
トラストに書き加えます。これって、取り越し苦労?いえいえ、お金
の問題は必ず争いを引き起こします。生きているうちに、できる限り
こと細かく決めておくことです。

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