アメリカ発相続・節税・投資・不動産相談室

2008年8月9日

ビジネス運営のリスクから財産を守る

今日のご相談は、市内で老人介護施設を運営する70代のご夫婦。
このご夫婦の純資産は約400万ドル(約4億2千万円)で、現金資産
と不動産が半分づつ。現在全ての資産を夫婦名義で所有している。
2軒の老人介護施設を経営しているが、同居する高齢者同士の喧嘩
などがあり、入居者が怪我をすることもある。また介護をする人員
の入れ替わりも激しく、慣れない従業員が腰を痛めたり、健康を
害するなどの問題も多発し、そのような問題が万が一訴訟に発展する
などして、経営者として賠償責任を負うことになった場合に、財産
を失うことにならないように、アセットプロテクションをしておき
たいというご相談。

また、この機会に相続プランもたてたいとのことで、話をうかがって
みると、現在離婚訴訟中で失業中の47歳の息子と、まだ幼い彼の子供
3人の養育問題、3年前に病死した娘さんが残した子供たち、そして
家族関係の問題により親戚からひきとって養子縁組をした養女など、
複雑な家族関係があるようで、ご夫婦の死後、遺産相続の争いが起きる
ことのないよう、全て詳細にわたって決めておきたいとのこと。

このご夫婦の場合、ウルトラトラストと、ファミリー・リミテッド・
パートナーシップを3つ、そして、リミテッド・ライアビリティー・
カンパニーをひとつ設立することで、資産の保護と、相続・資産計画を
両方解決することにした。トラストを1つと法人を4つ作るというのは、
ちょっと大変なことのように思えるが、これをすることによって、
以下の事が達成できる:
(1)経営するビジネスのリスクを完全に隔離できる
(2)個人の交通事故などによるリスクが財産に波及しない
(3)賃貸不動産で発生したリスクが他の財産に波及しない
(4)万が一訴訟で負けても財産を失うリスクが非常に低い
(5)自分の財産のコントロールは100%自分が持っている
(6)相続を完全にコントロールでき、死後に問題が起きない
(7)贈与税・相続税を100%回避できる

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